主な用途
・DNA シーケンス解析前処理
・NGS 前処理/多検体 NGS 前処理
・DNA 切断
・ハイスループットゲノム DNA 切断
・RNA 抽出/高速 RNA 抽出
・ハイスループット RNA 抽出
・タンパク質抽出前処理
・組織ホモジナイザーとして(植物・動物・細胞・微生物)
・自動組織ホモジナイザー代替としての多検体処理
・96 ウェルプレート使用可(最大 6 枚)
特徴
1. 強力なビーズ破砕 × ハイスループット処理
Geno/Grinder はビーズ(ボール)粉砕方式を採用した
ハイパワーホモジナイザー / ハイスループットホモジナイザー です。
500〜1700 往復/分の高速上下運動により、
植物・酵母・細菌・動物細胞など多様な試料を効率的に破砕し、
高速 RNA 抽出 や ホモジナイズ処理 が求められる場面でも安定した前処理が行えます。
また、
96 ウェルプレート使用可、15 mL・50 mL 遠心管、クライオバイアルにも対応し、
次世代シーケンサー(次世代シーケンサー前処理)を含む
多検体処理 に最適な構造です。
2. 専用容器に縛られない自由度
エッペンドルフチューブ、遠心管、クライオバイアルなど、
一般的な実験容器でそのままホモジナイズ可能 です。
専用チューブが必要な g-TUBE や、
専用容器依存が大きい Covaris / コバリス とは異なり、
研究環境に合わせて柔軟に運用できる点が特徴です。
容器が固定されないため、
サンプル間コンタミのリスクを軽減しながら
組織ホモジナイザー / 自動組織ホモジナイザー として利用できます。
3. 生体組織からのRNA抽出とNGS分析のDNA前処理に最適
動植物の細胞組織、酵母、細菌の粉砕など
核酸抽出に求められる前処理工程を、短時間でコンタミの無い処理が出来ます。また、サンプルセット位置による粉砕能力の違いがございません。
NGS分析のゲノムDNA切断前処理においても高い切断性能(1000~1600rpm)により、ゲノムDNAを効率的(最大576サンプル)に15 ~30kbに切断処理することができます。
4. 常温・低温・凍結破砕すべて対応
Cryo-Block や Cryo-Adapter を使用することで、
常温処理に加えて 低温破砕・凍結破砕 にも対応できます。
凍結粉砕用バイアルにより、
骨・皮膚などの強靭なサンプルにも適応可能で、
セルライサー としても使用できる汎用性があります。
5. 衝撃粉砕で不純物混入を防ぐ Biology-Grade 設計
衝撃粉砕方式により、不純物混入を抑えながら前処理を行えます。
高機能ホモジナイザー として、生物学試料・化学試料・環境試料など幅広い分野に対応。
Biology-Grade オプションにより、
より清浄度が求められる用途でも使用可能です。
また、均質化性能が高いため
残留農薬分析(QuEChERS 法) などの分析前処理にも適しています。
製品仕様(抜粋)
| 粉砕方式 | ビーズ(ボール)粉砕方式 |
|---|---|
| 動作 | 高速上下運動(500〜1750 往復/分) |
| タイマー | 最大 20:00(HG-600)、10:00(HG-400) |
| 対応試料 | 植物、酵母、細菌、動物細胞、植物細胞 |
| 容器対応 | 24 / 48 / 96-well、15/50 mL 遠心管、クライオバイアルほか |
| 安全装備 | 蓋ロック、安全連動装置 |
| 電源 | 115V / 60Hz、230V / 50Hz |
Geno/Grinder が選ばれる理由
・多検体 × 高い破砕効率
・容器フリーで運用コストを抑えられる
・DNA/RNA 抽出から NGS まで前処理汎用性が高い
・凍結試料を含む幅広いサンプルに対応
・再現性の高いホモジナイズで、下流工程の結果を安定化
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