型番:PHV-R series

スチームセーバー(スチームトラップ)

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スチームセーバーの外観写真CG

蒸気のムダをカットして、省エネへ。

そのトラップ、まだ吹きっ放しですか?
経年劣化したスチームトラップ1台あたり▲年間15〜25万円の蒸気損失。
中規模工場で▲500〜1,000万円/年が今この瞬間も消えています。

スチームセーバーとは

スチームトラップは、蒸気配管内で発生するドレン(凝縮水)を自動排出し、蒸気だけを配管に保持する装置です。工場・病院・商業施設など蒸気を使う現場では必須の機器ですが、一般的な可動式トラップは弁体の開閉でドレンを排出する構造上、経年とともに蒸気漏洩が避けられません。メーカー各社が2〜5年での交換を推奨するように、本来「消耗品」として扱われてきました。スチームセーバーは、その前提を根本から変える製品です。

スチームトラップコラム記事はこちら

スチームトラップとは?知らないと損する種類や仕組みについて解説

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ここが違う。スチームセーバーの独自性と特許技術

一般的なトラップは溜まったドレンを弁体を開閉して排出するため、ドレンを排出しきって弁体が閉じる瞬間に蒸気も一緒に逃げてしまいます。スチームセーバーは直径0.8mmの柱状孔にドレンを連続的に流し続けることで孔の出口を水封(シーリング)状態に保ち、蒸気だけが単独で高速流出するのを防ぎます。可動部がないため壊れず、この性能が10年以上維持されます。

本技術は国内2件の特許を取得。
・ 特許第6779507号(逆洗機構付き)
・ 特許第6886156号(オリジナル孔径)
PCT(国際出願)でも、新規性・進歩性・産業性のすべてで特許性が認められています。

主な用途

蒸気配管の中間部や末端部など、ドレン排出が必要な箇所に。

技術解説動画(特許取得オリフィス式スチームトラップとは?)

スチームセーバーの3つのメリット

3つのメリットイラスト
蒸気漏洩ゼロ 柱状孔内のドレン水封効果により、従来のディスク式トラップで避けられなかった随伴蒸気の漏洩を極限まで抑制。実績データをご覧ください。
10年以上メンテナンスフリー 可動部を持たない構造のため弁体の劣化が起こらず、10年以上にわたり初期性能を維持。万一の閉塞時もノブを180度反転するだけで詰まりが解消され、分解・交換は不要です。
投資回収が極めて早い 石油精製工場での導入事例では、150台置換で対象エリアの蒸気使用量が10%削減、投資回収期間はわずか3ヶ月。長期耐久性を考慮した実質回収期間は1ヶ月以内です。

基本仕様

設置箇所 蒸気輸送配管 中間・管末用
口径 15A(レデューサー対応可)
本体材質 1P:SUS 304/SCS13A
3P:SUS 316/SCS14A
最大使用圧力 1.0MPa
最大ドレン排出量 35kg/h(1.0MPa時)

スチームセーバーと作動型トラップの比較

項目 スチームセーバー作動型(従来のスチームトラップ)
ドレン排出 連続排出 間欠排出
蒸気漏洩/ドレン ごく微量(0.3%±) (同伴蒸気漏洩なし) 漏洩(4%~7%) (ドレン排出時に同伴蒸気漏洩)
機能維持 初期性能長期維持(10年以上)× 2~3ヵ月後から劣化進行 蒸気漏洩量の増加
耐久性 10年3~5年
エア障害 発生しない 発生(稼働条件による)
ウォーターハンマー 発生しない 発生(稼働条件による)
メンテナンス 原則不要 定期メンテナンス要
取り付け方向性 制約なし 水平もしくは垂直に設置 (ディスク式は取付け制約なし)
蒸気圧変動 ー蒸気使用機器ー 安定 機器の温度管理容易 変動する 機器温度も変化
グルーピング 可能× 不可能

実績データ

導入先既設トラップの蒸気漏洩スチームセーバー年間削減金額
大手化学工場A社(京浜)5.26kg/h漏洩0.00kg/h約25万円/年/台
大手化学工場B社(京浜)4.41kg/h漏洩0.00kg/h約16万円/年/台
食品工場C社(北関東)4.89kg/h漏洩0.00kg/h約12万円/年/台

製品ラインナップ

スチームセーバーの実際の製品写真

・PHV-R(逆洗機構付き) 柱状孔+逆洗機構付き 中間/管末用 特許第6779507号
・オリジナル孔径タイプ 独自設計の孔径で最適排出 中間/管末用 特許第6886156号

「スチームトラップは、消耗品から静機械へ」

タービンやポンプは「動機械」として徹底的に管理されているのに、スチームトラップは故障してから交換する「事後保全」が当たり前になっていませんか?
可動部のないスチームセーバーに置き換えることで、トラップを配管やタンクと同じ「静機械」として扱えるようになります。点検・交換サイクルから解放される、新しい蒸気管理のかたちをご提案します。

レバー操作

スチームセーバーのハンドル操作1の画像

通常時

スチームセーバーのハンドル操作2の画像

90度回転:蒸気の流れに対してレバーを90度回すと オリフィス孔より大きい穴がボール弁の 上部に現れブローができます。

スチームセーバーのハンドル操作3の画像

180度回転:異物は逆洗浄され詰まりは解消されます。

スチームトラップは、「静機械化」の時代。

「壊れるもの」という前提を変えるだけで、保全コストと蒸気ロスを同時に削減できます。

よくあるご質問

  • 従来のスチームトラップと何が違うのですか?

    従来のスチームトラップは、汽水分離と弁体作動による間欠排出を基本原理としています。
    一方、スチームセーバーは柱状孔式構造により、蒸気漏洩(流出)速度を抑制しながら連続排出を行う点が異なります。
    また、可動部や弁体を持たない構造です。

  • 主管30mに1台で本当に足りますか?

    主管30mあたりのドレン発生量は保温状況にもよりますが、概ね10kg/h前後です。スチームセーバーのドレン排出能力は1.0MPaで35kg/hのため、余裕をもって対応できます。また、ドレン量が排出能力の25%を下回るまでは蒸気漏洩が発生しない設計のため、ドレン量が少ない季節や条件でも安心してお使いいただけます。

  • 閉塞したらどうすればいいですか?

    上流側にYストレーナー(60メッシュ)を設置することで閉塞リスクはほぼ回避できます。万一閉塞した場合も、ノブを180度反転させる逆洗操作だけで異物が除去でき、分解・交換は不要です。発売以来4年間、目詰まりによるクレームは発生していません。

  • 既設トラップからの置き換えは難しくないですか?

    口径15A(レデューサー対応可)のため、既設配管をそのまま利用して交換できるケースがほとんどです。石油精製工場での導入事例では、既設600台を一度に替えるのではなく150台から段階的に置き換えをスタート。効果を確認しながら横展開できるため、リスクを抑えた導入が可能です。

  • 6. 耐用年数はどの程度ですか?

    10年以上の耐用年数です。

  • 投資回収期間はどのくらいですか?

    既設トラップの劣化状況によりますが、蒸気単価6円/kgで試算した場合、1台あたり年間15〜25万円の蒸気損失削減が見込まれます。石油精製工場での実績では投資回収期間は3ヶ月、長期耐久性を考慮した実質回収期間は1ヶ月以内でした。まずは蒸気損失量の多いトラップから優先的に置き換えることで、早期に効果を実感できます。

  • 冬場の凍結防止やウォーターハンマー対策にもなりますか?

    はい、どちらにも効果があります。ドレンを連続排出するため配管内にドレンが溜まりにくく、ボイラー停止後も水頭圧がある限りドレンが流れ続けるため、冬場の凍結リスクを大幅に低減します。また、ドレン滞留が起きないことでウォーターハンマーも発生しにくく、配管の延命にもつながります。

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